読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「カンバン:ソフトウェア開発の変革」の読書メモ

カンバン: ソフトウェア開発の変革

カンバン: ソフトウェア開発の変革

カンバン手法の目的って何?

  • ワークフローの見える化による段階的なカイゼン
  • 仕掛り(WIP)制限による労働&成果物の質の向上

アジャイル開発手法のような定義されたフレームワークではなく、チーム毎の状況に応じてプロセスを進化させていく

チーム毎の状況に応じてプロセスを進化させていくことのメリット

  • 「できること」から始められるので、導入のハードルが低い
  • 最終的に各チーム毎に最適なプロセスになる(現実とフレームワークの乖離による問題が発生しない

アジャイル開発手法のカードウォールとの違い

アジャイル開発でよく「カンバン」と言われているものは、仕掛りの明示的な制限が無く、新しい作業を引き取るルールが無い、ただの「見える化」である

仕掛り(WIP)制限のメリット

  • ライフワークバランス向上
  • 品質とパフォーマンスコストの向上
  • ゆとりを作ることのメリット
    • 自主的なカイゼンが進む
    • 突発的な事象に対応可能になる
    • 問題解決に「群がる」ことが可能になる

最初は仕掛り制限を緩めに設定することで、チームの導入の反発を防ぐことができる

  • ただし、仕掛り制限を無しにすると、カイゼンのスピードは大きく落ちると作者は言っている
  • 仕掛り制限があることにより、発生する緊張や議論がカイゼンを促進するという持論らしい
    • 実感が無いのでよくわからん…

タスクボードを作る前にやること

  • バリューストリーム(開発組織が実行する作業の流れ)を明確にする
  • バリューストリームの入力と出力を定義する
  • バリューストリームの作業項目を分析する
    • 作業項目の需要に合わせて、作業容量を割り当てる

タスクボードを作ったあとにやること

  • タスクボードの前でのデイリースタンドアップMTG
  • プロセスの振り返り/分析するための定期的なMTG
    • 上流/下流のチームのメトリクスを報告
  • タスクボードのメトリクスを取る
    • メトリクスの目標となる値を決める

メトリクスについて

メトリクスの目的

  • 作業量の予測が可能になっているか?
  • 組織がビジネス面で機敏に動けているか?
  • 常にカイゼンが明確にあらわれているか?

結局カイゼンしたかどうかは数値にしないとわからないわけで、メトリクス超大事

メトリクスの方法いろいろ

累積フロー図

  • 未処理項目/仕掛り/リリース済の累積数をグラフにする
  • 「仕掛り」の部分の面積が一定であるならば順調
    • 自分達のチームの場合「待ち」の数も必要か

リードタイム

  • そのタスクが完了するまでに掛かった日数
  • 目標を立てて、それから乖離したものを後で確認すると良い

納期パフォーマンス

  • 納期がある作業をどれだけ納期までに完了できたか?

スループット

  • 特定の期間にデプロイされた項目数
  • アジャイルのベロシティに近い

初期品質

  • 見落とした欠陥の数

失敗による負荷

  • 過去のデリバリー品質の低さが招いた作業項目の数